長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-5月号」季節に合わせた食養生について

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コラム「LOUNGE-5月号」季節に合わせた食養生について

(2026年4月27日掲載)

 食養生とは、季節や体調の変化に合わせて日々の食事を整える考え方です。5月~6月にかけて気温が上がると、代謝とともに肝臓の機能も活発になります。その分肝臓にかかる負担が大きくなるので、「肝」が弱り不調を起こしやすい時期でもあります。
 東洋医学では「肝」は「気(生命活動を支えるエネルギー)」や血を巡らせ、骨や筋肉の緊張を維持し、自律神経を安定させる臓器だと考えられています。そのため、「肝」が弱りやすい時期は、「やる気が出ない」「気分が高揚しすぎる」など精神的に不安定になりやすく、同時に偏頭痛、過敏性腸症候群、生理痛やPMSなども起きやすくなるのです。不調が大きくなる前に、体の巡りを良くする食材を取り入れることで、上記の不調を予防することができます。
 そこで、5月から6月にかけては、“肝をいたわる食材”と“気の巡りを活発にする食材”を取り入れることを意識しましょう。

リフレーミング(出来事を別の角度で捉える練習)

 5月から6月にかけてとりたい食材の一例をあげましたが、食養生は、「これを食べれば治る」という治療法ではありません。一食ですぐに効果を感じるものではなく、そのときの体の調子に合わせて食べるものや食べ方を選ぶことを心掛けることで、体や心の調子を整えやすくする考え方です。“ゆっくりよく噛んで食べる”、“腹八分目にする”といったことも、立派な食養生です。4月から新しい環境でスタートを迎えた方も、一生懸命頑張ってきた今、体と心を見つめる機会として、「今日は疲れているからシラスをとろう」「冷えて体が重いから、温かいスープをつけよう」など、食事の際少し意識することで、体調を整えやすくなると思います。あまり厳しく取り入れすぎると、食養生自体が負担やストレスになってしまうこともあるので、できる範囲で無理なく、取り入れてみることをおすすめします。

(心理 A K 記)

―待合室で読める本から―

「心も体ももっと、ととのう 薬膳の食卓365日」 川手 鮎子著  自由国民社
医食同源の基本と、毎日の食事のヒントが満載です。一日1ページ読むだけで、無理せず健康に生きていく知恵が身につきます。美しいイラストを全編に満載し、読んで眺めて癒される一冊です。
「これからのキャンプの教科書」寒川 一監修  池田書店
本書は、これからキャンプを始める人へ、アウトドアの基礎知識と、自然の中で快適に過ごすアイディアをご紹介します。
「POPEYE(ポパイ) 好きな車はどこにある?」 クロワッサン編集部  マガジンハウス
肩コリや腰痛など、年齢を重ねるごとにコリや痛みに悩まされている人も多いでしょう。自分に合ったコリとりの対処法を見つけて、年齢や季節に負けない体を目指せる一冊です。
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