長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-10月号」うつ病についてA

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コラム「LOUNGE-10月号」うつ病についてA

(2020年10月1日掲載)

 今回はうつ病の治療法と、復帰を考えるにあたり大切になってくることについてご紹介いたします。

 うつ病の治療法は、症状、置かれている環境、うつ病以外の疾患なども関係してくるので、一人ひとり違っています。例えば、休養をとった方がよい場合もあれば、通院と服薬をしながらいつもの生活を続けていく形もあります。治療法がひとつでないことを知っておくことも大切です。

十分な休養をとる

心身共に疲れている状態の時は、十分な休養をとることが大切です。仕事や家事・育児などを休んではいられないと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、例えば焦って出社しても仕事が上手くできず、同僚や上司との関係が気まずくなる可能性も考えられます。休むことは悪いことではありません。こころと身体のエネルギーが十分に溜まるまで、治療に専念する環境をつくるようにしましょう。

お薬による治療

うつ病は、脳内の神経伝達物質の乱れにより起こると考えられており、バランスを整えるために抗うつ薬などが処方されます。また、症状改善のために抗不安薬・睡眠導入剤なども併用されます。抗うつ薬は、効果が現れるまでに個人差があり、はじめは副作用が強く感じられる場合もあるので、不調が出始めたら薬の調整をお願いしましょう。そして、症状が落ち着いたと感じても、自己判断で減薬したり、服用を止めたりせず、主治医に相談するようにしましょう。

復帰を考えるにあたり・・・

以前は当たり前のようにできていたことも、休養から復帰する場合、意識しなければ難しいことも多くあります。主治医や職場、ご家族と相談しながら、無理をせずに、下記のことについて考えたり、少しずつ取り組んだりしてみて下さい。

日常生活を整えるところから始める

 ⇒ 窓を開けて太陽の光を浴びる、パジャマから部屋着に着替えて過ごしてみる
   できるだけ決まった時間に起きる・布団に入るなど、小さいところから

復帰に際し、必要なことを考える

 ⇒ 生活リズムは整っている、食事をおいしく食べられる、身だしなみを整えられる
   翌日に疲れを引きずりすぎない、時間や約束を守ることができる
   公共機関の利用ができる、仕事や家事をこなす体力や集中力はある
   人とコミュニケーションがとれる  など

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「気にしすぎ人間へ(クヨクヨすることが成長のもとになる)」  長沼 睦雄著  青春出版社
小さなことを気にしすぎてしまい、生きづらさを感じる人が、過剰な生きづらさを感じずに生きるための方法を、具体的な習慣やモノの考え方を取り上げながら紹介しています。
「イヤなことがなかなか忘れられない人のための本―上手な気持ちの切り替え方」  生月 誠著  青春出版社
相手のちょっとした一言を何度も思い出してしまう、自分のうっかりした一言をふと思い出してしまう、うまくいかない自分がイヤになるなど、そのような悩みを抱える人に、上手に気持ちを切り替えるための技法を具体的に紹介しています。
「怒らない生き方 (ロング新書)」  植西 聰著  ロングセラーズ
毎日を運がいい日と思えば、ささいなことで怒ることもなく、どんなことがあっても、おだやかな笑顔で対処できるようになり、気持ちの浮き沈みもなく、安定した心で生きていけることなどが述べられています。
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